こんにちは、ゆっきぃです🙂
これは以前、富士山に登った時のお話。
愛と友情の(以下略)
〜前回までのあらすじ〜
世界の頂点を目指そうと誓った二人。
しかし彼らはまだ若かった。
眼前に待ち受ける幾多の困難。
牙をむき行く手を阻む大自然の驚異。
唸りをあげる大地、奈落へと転がり落ちる巨岩。
そこは魑魅魍魎が跋扈する未知の世界だった。
予想だにしない展開の数々。
そんな中、相棒と共に力を合わせて道を進んだ。
ただ頂点を目指す。そのためだけに。
ファイトォーー。イッパァーツッ!!
注:上記には一部フィクションが含まれます。
https://he-lab.com/entry/fuji-mountain-climbing01/
富士山登頂記
待ち受ける試練
そんなわけで(どんな?)一人先を進んだわけですが、
友人は後からてくてく追いかけてきます。
まぁよくある暴走事故。若気の至りですかね。。。
ご迷惑をおかけしまして、ヒジョーにすんません。
スライディング土下座というフリー画像がありました(笑)
なんでもあるね、いらすとや!
序盤はなにもない、火山岩の転がる焼け野原みたいなところをひたすら歩きます。
中盤以降は岩をよじ登るようなところも出てきました。
草木がないのは、森林限界といって、植物の生える限界高度より高いためだそう。
富士山だと2500~2800m付近に位置します。
振り向くと、友人はまだ遥か下。
10分前に自分がいた辺りの場所を登っていたのでちょっと休憩します。
こんなところでもちゃんと電波が来てる。さすがドコモ。
猛ダッシュをかましたりして余裕そうですが、実際はこっちもかなりハード。
空気が薄くて、犬のように舌を出したままゼーゼーしてます。
その上、酸欠のため激しい頭痛が加わります。
持ってきた500mlペットボトル3本を早々に飲んでしまったので、お茶を購入。

300円です。運び賃でしょうか。
なお、この先どんどん上がり500円になります。
恐ろしやハイパーインフレ。
ここは、ドイツか、ジンバブエか。
トイレも有料でした。
頻尿のためトイレは欠かせません。
見つけるたびに取り敢えず入っておきます。
とりあえずビール!
ならぬ、とりあえずトイレ派には厳しい世界。
ヒット&アウェイ戦法
そんなこんなで、待つことしばし・・・
ひざがニコニコ笑っている友人がついに追いついてきました。
Hahaha😄 ←友人のひざ(イメージ)
感動の再会を果たします。
無茶な暴走にも途中で帰らずに、追いかけてきてくれました。
感謝!!
しかし、待ち受けていた現実はあまりにも非情でした。
待ったなしの猛ダッシュでまたもや引き離します。
はなはだ疑問です。
道中は延々と代わり映えのしない景色ですので、
哲学する時間はたっぷりとありそうです。
というか、殺風景すぎる。
やっぱり岩山に登るよりも、森林をハイキングする方が癒やされますね。
でも、そこはやはり、何と言っても霊峰富士。
ここまで来て登らずにはいられません。
なぜそこまでして登るんですか?
難民キャンプ
そんなこと暫し、標高3100mの8合目まで来ました。
あたりもいよいよ薄暗くなってきたためこの辺りで泊まっていくことに。
斜面にとっても ぁ ゃ υ ぃ 山小屋が建っており、
ヤマンバが手招きしています(失礼)
きっと朝になったら食べられてしまうのでしょう。
その光景を想像するとためらいが生まれました。
しかし振り返って見ると、友人は既にゾンビに成り果てており
目から精気を感じられません。
とりあえず食事と宿泊ができるという手近な小屋に駆け込みます。
が・・・満員。
次の小屋は、と訪ねてみるとここも満員。
結局数件訪ねてみましたが、全て満員だったため、
薄暗くなり始めた山道をトボトボと登ることに。
絶望の先に見えた光
疲れた身体に鞭打ち、更によじ登ります。
辺りがすっかり暗くなった頃、標高3400m。
ようやく最後の山小屋にたどり着きました。
人間を辞めてしまった友人はもう虫の息。
麓のコンビニで仕入れた謎の酸素缶を貪るように吸っていました。
なお効果は不明です。

今度こそ!
希望を胸に山小屋の扉を開けます。
小屋の中には沢山の人。
ここも駄目なのか?
しかし、山の神は我々を見捨てなかった!
個室は満員だが、広間での宿泊は可能とのこと。
ついでに、翌朝登るならお弁当も用意できるらしい。
そちらもお願いすることにしました。
せっかく来たので山頂からのご来光を見ることにしました。
そのためには、日の出の2時間くらい前に山小屋を出る必要があります。
明日も早いしこれで一息つけるかと思いきや、
ここでもまた一波乱あるのでした。
そして 参 に続きます。。。
https://he-lab.com/entry/fuji-mountain-climbing03/
それではまた、次回の記事でお会いしましょう👋
登山は無理のない計画を立てて、十分気をつけてお楽しみください。
