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言葉のキャッチボール。話が噛み合わない人には訳がある

こんにちは。ゆっきぃです🙂

前回の記事では会話が成り立たない要因について見ていきました。

  1. 話が続かないケース
  2. 話が一方通行になるケース
  3. 話が噛み合わないケース

 

相手の質問に的確に答えることは困難。会話が成立しない要因こんにちは。ゆっきぃです🙂 みなさんは話の中で「ちょっと、私の話聞いてた?」と言われる事はありませんか。 これは話が噛み合っ...

 

中でも困るのが、③の話が噛み合わないケースです。

本人が伝えようとしているのに、相手にその意図が全く伝わらない、または間違って伝わってしまうというのは相当のストレスです。

ではどうしてそのようなことが起こるのでしょうか。

 

会話のキャッチボールが成立しない

前回の冒頭で取り上げた会話を振り返ってみましょう。

 

先輩
先輩
今日はいい天気だね~。
後輩
後輩
先輩っラーメンがいいと思います!!
先輩
先輩
はっ!?話聞いてた?なんでそうなるの?

 

 

天気の話をしていたのに急にに食物の話になって、一見会話が成り立っていないように思えます。

相手からすると、この子まーたワケのわからないこと言い始めたよ。ほんと天然だなぁ。

と思っていることでしょう。

この場合、いきなりラーメンの話をした後輩は天然で、頭の回転が遅いバカなのでしょうか。

 

天然 = バカなのか?

天然がバカなのかというと、実はそうとも限りません。

案外頭の回転が早すぎることが原因となっているケースもあるんです。

 

ではどうして、脈絡がない内容に話が飛んでしまったのか。

後輩は先輩の語りかけを無視して、自分の言いたいことを勝手に喋ったわけではありません。

実はこれ、脳内での話の展開を上手くアウトプットできていないことが原因なのです。

頭の中で相手を抜きにして会話がどんどん進んでしまい、結論だけが先に言葉となって発せられた結果です。

つまり本人の中ではちゃんと整合性の取れた話の流れができあがっているわけですね。

そのため、後輩はなぜ相手が困惑しているのか理解出来ません。

このようなケースは、知能に問題はないのに意思疎通が苦手な多動性障害(ADHD)の事例でよく見られます。

 

 

頭の回転が早くても会話はズレる

自分の専門分野になると聞いてないのにはるか先の着地点を語りだす人がいます。

例えば、理系の友人に今日は暖かいね、と話しかけたとします。

82cmもだよ!という答えが興奮気味に返ってきました。

意味不明です。単位が気温ですらありません。

 

でも実は彼は、今日は暖かいと言われて、地球温暖化の影響を心配しました。

2100年には控えめに見積もって気温が0.3~1.7℃上昇、最悪の場合4.8℃上昇するそうです。

すると海水面が最大82cmも上昇する可能性があると瞬時に考えたたのです。

そして、82cmもだよ!という言葉になってアウトプットされたのです。

頭の回転が悪いどころか、彼は今いるのが海抜0メートル地帯なので、君も将来気をつけたほうがいいという問題提起までしています。

 

上記は極端な例ですが、思考が変な方向に進んでいるのと、それを適切にアウトプット出来ていないことが原因で話が噛み合っていません。

もし彼が順を追って説明できていたとしたら、少なくとも意味不明にはならなかったはずです。

逆にへぇーそうなんだ、考えもしなかった。と雑学の話に変わったかもしれません。

これは、一人で考えていても生まれない、他者がいるからこその相互作用とも言えます。

つまり会話の飛躍が偶然の産物(セレンディピティ)を生んだのです。

 

 

脳内会話ログを知れば理解できる

 

先輩
先輩
今日はいい天気だね~。

 

さて、先輩がこう話しかけました。

後輩の頭の中では、どんなストーリーが繰り広げられているか垣間見ていきましょう。

 

脳内での処理

はい、本当に今日はいい天気ですね。

こんなにポカポカしていると、ボーッとするなぁ。

ボーッとしてたら、なんだかお腹も空いてきちゃいました~。

そうそう、お腹が空くといえば・・・

いつもランチは会社のそばの定食屋で済ませちゃってるなぁ。

せっかく暖かいんだし、散歩がてらにちょっと遠出してみるのもいいかも。

だったら、ちょっと遠いけど前から気になってたラーメン屋さんがいいな♪

よしっ、今日のランチは先輩をラーメンに誘ってみよう!!

 

後輩
後輩
先輩っラーメンがいいと思います!!
先輩
先輩
はっ!?話聞いてた?なんでそうなるの?

 

文字にしてみたらよくわかりますね。

ぼーっとしてるように見えて、実は一瞬でこんなにたくさんのことを考えていたのです。

話が飛びやすい人というのは、自分の中での会話展開が得意です。

いつも自分自身に語りかけたり、自分ツッコミを入れていたりします。

ですので、話が飛んだアウトプットも違和感を感じることなく、普通にやってしまいます。

 

 

なぜ相手には理解できないのか

相手は自分の質問に対して、想定している答えをもっています。

そしてその答えには事前に網を張って、予想した答えが来るのを待ち構えています。

会話というのは完璧に聞こえなくても、一部欠けていても自動で補われて問題なく成立します。

これは言語学の分野では、言語的常識と呼ばれ、自分の中にある常識を取り出して、足りない部分を補完しているのです。

 

言語は自動で補完される

昨日海に行ったんだ。

そしたら砂浜で綺麗な、「か・・」を拾ったよ。

 

と言ったら聞こえなくても、

貝(かい)だろうな、と自動で穴埋めされるのです。

これは次に来る言葉に対して予測の網を張ってヤマをかけているからです。

 

砂浜で綺麗なを拾ったよ。と言われたら、

へーそうなんだ。って、え?、カマ?、鎌だよね?

なんで鎌が落ちてるの。あぶねー。

と思うでしょう。

 

予測に関して予期していない回答が返って来たので戸惑ったのです。

ここで頭の回転が速い人なら、

あ、みんなで潮干狩りしてたのかな。

という考えに至るかもしれません。

いきなりこの結論に到れる人というのはかなり地頭がいい人だと思います。

 

 

予測と関連付けの限界

話を戻すと、いい天気だねと言った問いかけに対し、

そうですね、とか、今日は気温も上がって暖かいらしいですよ、

という答えが脳の中で自動的に予測されます。

 

予想しなかった答えが来た場合でも、関連付けが成功すれば意味がわかります。

今日はいい天気だね。

私傘持ってきちゃいました。

であれば、

(そうですね。今日はお天気だから、雨振らないのに、)私傘持ってきちゃいました。

となります。

 

今日はいい天気だね。

眠くなってきます。

であれば、

(そうですね。こんなに暖かいと、)眠くなってきます。

と自然に予想することが出来ます。

 

相手はある程度の話の跳躍であれば頑張って頭を働かせて、自分の常識内で話についてこようとします。

しかし相手の予測していた範囲を超えてしまった場合、自動で補完することができません。

途中式が書かれていない数学の問題とよく似ています。

公式を知っていれば、問題と答えから間にどんな事があったのかを推定することが出来ます。

しかし、知らない問題で問題と最後の回答しか書かれていなかった場合は、何をやったのか検討もつかないはずです。

相手の常識の辞書にない言葉や、行動の真意までを先読みする事はできないのです。

 

テレパシーは通じない

さて、このような話が通じない場合に、どちらに原因があるのでしょうか。

もちろん客観的に見れば、変な回答を返した後輩に原因があることがわかります。

しかし、実際に話した方(後輩)は、なんでわかってくれないんだと強い憤りを覚えます。

そのくらい察して理解すべきではないか、とまで考えています。

なぜ自分はわかっているのに、相手は自分の考えがわからないのでしょうか。

 

知識には非対称性のバイアスが発生する

なぜわからないのか、それは両者間に知識量のバイアス(偏り)が生じているからです。

話している方は自分が知っているんだから相手も知っているという錯覚で話しています。

しかし情報量は圧倒的に、話して(考えて)いる側が握っているのです。

それもそのはず、頭の中で考えているのだから、思考が見えるはずもありません。

いくら自分が強く考え、相手に伝えようと思っているとしても、言語というアクションを通してでしか伝達することは出来ないのです。

ここに言葉の不便さがあります。

つまりあなたの考えが、テレパシーで通じることはないのです。

 

まとめ

今回は話が噛み合わないときにそこに起こりうる問題、

  • なぜ聞き手は理解できないのか
  • なぜ話し手はそれに気づけないのか

について考えてみました。

 

なぜ理解してもらえないのか
  1. 思考プロセスの途中式が全て省かれている
  2. 相手には情報の非対称性が存在している
  3. 考えがテレパシーで伝わるることはない

 

では、このような情報の非対称性が発生したとき相手に上手く伝えるにはどうしたらよいのでしょうか。

質問の意図に的確に回答しろと言われても、そもそも質問の意図を取り違えている場合どう対策すべきでしょうか。

そのあたりを次の記事で詳しく触れていきます。

 

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それではまた、次回の記事でお会いしましょう👋

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ゆっきぃ
2019年ブログを本格稼働。 世界一周をはじめとした旅行、趣味、ビジネスについて投稿していきます。