こんにちは。ゆっきぃです🙂
ピースボート航海日誌では、
地球一周106日間の船内生活や寄港地の観光についてご紹介していきます。
今回、74日目(7月20日)は、カリブ海を航行中のため船内編です。
73日目(7月19日)は、ケイマン諸島の首都ジョージタウンを観光しました。

これまで述べ7万人が参加!
ピースボートの資料請求はこちらから(無料)
では、早速いってみましょう。
目次
本日の航路
74日目は、ケイマン諸島から、コロンビアのカルタヘナへ向けてカリブ海を航行中です。
現在地はだいたいジャマイカ沖を抜けたあたりです。
日の出5:56 日の入18:51
本日の船内イベント
ブリッジ見学ツアー
人気のブリッジ(操舵室)見学ツアー。
以前募集していて満員だったのですが、キャンセル待ちで運良く参加できました。
10時に8階ピースボートセンター前に集合して向かいます。
救命ボート

デッキ外周部を歩いてブリッジに向かいます。
案内役は、狭間事務局長(船で船長の次に偉いNo2)です!!
救命ボートについて解説してくれます。
ピースボートはケチって救命艇が人数分無いとのうわさでしたが・・・
そんな事はありませんでした!!
というか、安全基準を満たしてないと運行できません(笑)

こんな感じで、船の両舷に救命艇がたくさんぶら下がってます。
ここからは、職員専用エリア。
普段はロープが張ってあって入れません。
ブリッジ入場

操舵室内に入りました。
ブリッジは船の横幅よりも少し外に出っ張っています。
立っているのがはみ出している部分で、写真左が船の後方です。

左舷側からのブリッジの眺め。
大きな窓で見晴らしがよく、前方を広く見渡すことが出来ます。
私がキャプテンです

ブリッジ中央のでっかい椅子は船長の席。
前方に船のナビゲーション・システムが付いています。
現代の船はカーナビのようなものがあるので、安全に航路を進むことが出来ます。

ちなみに面舵(おもかじ)は右に曲がり、取舵(とりかじ)は左に曲がるそうです。
船の妖精シップリン

壁に計器類が付いています。
ここには船の妖精シップリンが生息していました。
お前、こんなところにいたのか。
シップリンは、なんとゆるキャラグランプリにも出場しています。
遠い海の向こうで生まれた船の妖精。
いまは世界一周しているオーシャンドリーム号がおうちで、趣味は世界の港を訪れること。
口癖は『ダリン(舵輪)』。
好きな食べ物は『プリン』ダリン、よろしくダリン♪
国際信号旗と暗号

こちらの旗は、国際信号旗という世界共通の旗で、国旗のようにそれぞれ違った図形が描かれています。
海上において船舶同士が目視で連絡する際に利用されます。
信号機は、A・B・C・D・E・・・というように各旗がアルファベットと数字に対応しています。
上記は左からA・B・C・D・Eの旗
アルファベットにはそれぞれフォネティックコードが規定されています。
フォネティックコードとは、無線などで使われる表記方法で、聞き間違えを防止するため以下のように1つの単語で読み上げます。
- A:アルファ
- B:ブラボー
- C:チャーリー
- D:デルタ
- E:エコー
例えばSOSだと、Sierra Oscar Sierraというような感じです。
これにより緊急時に、今M(エム)って言ったの?N(エヌ)って言ったの?
みたいな勘違いのやり取りがなくなります。
ちなみにMはマイク、Nはノーゼンバーです。

各旗には、単独としてもそれぞれ意味があります。
例えば、Aには、本船で潜水夫が活動中。徐速して通過せよ。
という意味があり、よくダイビングの際に掲げられています。
他にも下記のような意味があります。
B(ブラボー)は、本船は危険物を積み下ろし中または運送中である。
J(ジュリエット)は、本船を十分避けよ。本船は火災中で、危険物を積んでいる。
W(ウィスキー)は、本船は、医療の援助がほしい。
2つ以上組み合わせる事も出来ます。
DXで、デルタ・エクスレイです。
なんか、かっこいい響きだ。俺の必殺技にしよう!
意味は、本船は沈没しようとしているだけど・・・😓
船内マイクと緊急放送

え~本日は晴天ナリ。
こちらは、船内放送用のマイクです。
ブリッジからの連絡は緊急事態で使われることが多目です。
他には、観光案内や氷山などの珍しいものが見えた時に、たまに放送があります。
と言っている間にも、緊急放送が!!
しかも怪我人搬送のアナウンスです。
後から聞いた話だと、船のクルーが電気配線の工事中に誤って感電し、運ばれていったようです。
大丈夫なんでしょうか😨
その他の船の設備

右舷側にも回り込んでみました。
部屋は横に長く、幅は26mあるようです。
窓の外には甲板に緑色の錨(アンカー)を上げ下げするウィンチが見えます。

ブリッジは前方で波しぶきが強いため、大きなワイパーが取り付けられています。

白い円筒は、船で亡くなった人を包んで海に流す為のもの・・・
ではありません。
これは、救命用のゴムボートで海面に落とすとカプセルが開いて膨らみます。

船を制御するためのたくさんの計器類が並んでいます。

こちらは、船の防火扉のモニター。
各ブロックごとに自動で扉が閉まって延焼を食い止めます。

ブリッジ全体を見渡すとこんな感じ。
普段見ることが出来ない、船の運行を支えている場所なので、今回見れて良かったです😊
避難訓練
避難訓練は安全対策のため、毎月乗員全員で行われます。
船の各避難場所に客室ごとに100名くらいずつ集められます。
放送が流れ、乗客はライフジャケットを身に着けて、避難場所に向かいます。
放送は、船長の命令で避難指示が出た想定で実施。
先程の旗で言うとACになります。
さて復習です。ACは、何と読むか覚えていますか?

答えは、アルファ・チャーリーですね。
船内放送で、Abandon the vesselと流れます。
アバンドンは捨てる、バッセルは船体です。
これは、船体放棄を意味しており、まさに最終手段です😓
観光・事務関連
ツアー説明会
コロンビアのカルタヘナで、ツアーに参加する方向けの説明会をやっていました。
- 内戦の避難民と対話するツアー
- ユネスコ無形文化遺産のパレンケ村を体験するツアー
パレンケ村は、かつてアフリカから南アメリカに連れてこられ強制労働させられていた黒人たちが逃げて作った村です。
独自のコミュニティの文化と風習が無形文化遺産となっています。
わくわく寄港地~カルタヘナ編~

寄港地の前には毎回、訪れる寄港地を紹介していくわくわく寄港地が開催されます。
世界遺産、観光スポット、おすすめの食べ物、お土産などを紹介していきます。
わくわくコリア~観光編~
あえてソウルじゃない観光地とグルメを、グルメの神様ソヨンと、韓国留学歴7年のきょんちが紹介します。次回は文化編。
わくわく寄港地シリーズのパロディ企画!
韓国には寄港しませんが、本船には韓国と台湾からもたくさんのお客さんが乗船されています。
水先案内人企画
いざという時に役に立つ護身術
公演:伊藤千尋さん
内容:力がなくても相手を投げ飛ばせる!襲われたらどうするか~その①~
歌に海賊に護身術。伊藤さんの企画がもう何でも有りになっています(笑)
コロンビアの平和への道
公演:カルロス・ゴンザレスさん
内容:内戦が長く続いたコロンビアで、平和に向けてどの様な取り組みがあるのかをお話しいただきます。
カルロスさんはコロンビア出身で、市民社会団体La Paz Querida(親愛なる平和)のディレクターを務め、平和構築を市民レベルで広げる活動をされています。
英語で行う「シロと私」上映会
公演:カルロス・ゴンザレスさん
内容:コロンビア内戦が、ある家族にどの様な影響を与えたのか、お話を聞いて、ディスカッションを行います。
変わりゆくキューバ、変わらないキューバ
公演:八木啓代さん・海堂尊さん
内容:寄港地として訪れた後だからこそ、深く理解できるラテンの国!登壇者の体験ストーリーを織り交ぜ、楽しい1時間をお届けします。
GET~語学レッスン~
GETーPoetry
ポエム自体は完成したものの、練習がハードになってきました。
そして詩の暗記が出来ない😓
GETーSpeech Meating
英語のスピーチの方の練習もあります。
こっちは文章が長いので、読むのすら大変です😨
自主企画
中文で行う健康リズム体操
企画:何新民さん
内容:中国で人気の簡単な健康体操です。みなさん一緒に踊りましょう!
本日も、中国版パラパラが有りました。
もちろん参加です(笑)
[jin_icon_post color=”#e9546b” size=”18px”] 以前の記事(動画あり)はこちら
ごはん
本日のご飯は、詳しくはこちらでご紹介しています。

朝ごはん
いつもと違い、本日はカフェで、モーニングセットを注文しました。

ハムチーズトースト・チャイコーヒーのセット
お昼ごはん

冷やし山菜とろろそば

鱈(たら)のフライとポテト
夜ごはん

中華・トンポウロウ
まとめと予告
- 珍しくカフェで朝食をとる
- ブリッジ見学で船長気分
- 緊急搬送にびっくり
- 風邪でまだしばらく大人しくしていた
本日のお食事紹介はこちら

次回予告
明日は船内生活
ドラマでも大人気!
チーム・バチスタや、ブラックペアンの著者、
海堂尊さんの公演があります。
お楽しみに!
それではまた、次回Day75の航海日誌でお会いしましょう👋
