こんにちは。ゆっきぃです🙂
Windowsで指定したアプリからファイルを開きたい時は、通常マウスを右クリックして、プログラムから開くを選択します。
毎回この動作をするのは面倒です。
そこで、右クリックメニューに、ショートカットを追加することで、一発でメモ帳で開いたり、ペイントで開いたりできるようにしましょう。
目次
右クリックメニューへの項目の追加
今回は、テキストファイルをメモ帳で開く方法を例にとって説明します。
ペイントや、その他のアプリの場合も同様に読み進めてください。
「プログラムから開く」方法(通常)
①開きたいファイルを右クリックする。
②メニューのプログラムから開くに移動。
③一覧のメモ帳(実行したいアプリ)をクリック。
一覧に無ければ別のプログラムを選択から選びます。

この右クリックメニューの中に、「メモ帳で開く」のショートカットを追加します。
操作方法
レジストリの設定準備
レジストリエディターを起動します
Windows キー を押しながら R キー を押します。
ファイル名を指定して実行ウィンドウが開きます。
名前に regedit と入力し、OKを押します。

このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?
と聞かれるので はい をクリックします。

レジストリエディタが起動しました。

該当の場所(パス)に移動する
次に、レジストリエディターで設定が書かれている場所に移動します。
「コンピュータ」⇒「HKEY_CLASSES_ROOT」⇒「*」⇒「Shell」へ移動します。

クリックして、順番にたどってもいいですし、
レジストリエディタの赤枠の箇所に以下の文字列をコピー&貼り付けし、
Enter キーを押すことでも移動できます。やりやすい方でどうぞ。
HKEY_CLASSES_ROOT\*\shell
なお、コピーは、 Ctrl キーを押しながら、 C キー、
貼り付けは、 Ctrl キーを押しながら、 V キーでも可能です。
レジストリのバックアップ
システムの設定に変更を加える前に、必ずバックアップを取ります。
これにより、変更が原因で不都合が起きたときに設定を元に戻すことが出来ます。
レジストリ は、Microsoft Windows オペレーティングシステムで用いられている設定情報のデータベースである。
OSに関する基本情報やアプリケーションの設定、拡張情報などのほか、拡張子の関連付け、ユーザパスワードなども保存されている。
Windows 95およびWindows NT以降で主流となった。
参考:Wikipedia
shellを右クリックし、エクスポートをクリックします。

レジストリファイルのエクスポート画面が開きます。
保存場所(デスクトップやマイドキュメントなど)を選びます。
ファイル名をつけます。写真は、backupという名前にしました。
保存ボタンをクリックします。

右クリックメニューの追加
Shellを右クリック ⇒ 新規 ⇒ キー をクリックします。

Shellの中に 新しいキー#1 が作成されました。
これが、右クリックメニューの表示名になるので、わかりやすい名前をつけましょう。

写真では、メモ帳で開くにしました。
なお、新しいキー#1を右クリックし、名前の変更を選択すれば、再度変更できます。

次に、今作成した新しいキー(メモ帳で開く)を右クリックし、
先程同様に、新規 ⇒ キー をクリックします。

メモ帳を開く の下に、新しいキー#1が階層構造で作られました。
新しいキー#1の名前を Command に変更します。

メモ帳の場所のパスをコピーする
メモ帳を起動するため、アプリがインストールされている場所を探します。
他のアプリを登録する場合は、そのアプリの場所(パス)を指定してください。
レジストリエディターはそのままにして、以下の操作をします。
(パスが直接わかる方は、次の見出しまで読み飛ばしてOKです)
①スタートボタンをクリック
②Windowsアクセサリを選択
③メモ帳を右クリック
④その他を選択
⑤ファイルの場所を開くをクリック

メモ帳のショートカットがあるフォルダが開きます。
①メモ帳のショートカットを右クリック
②メニューにあるプロパティをクリック。
メモ帳で開くが、追加されていますね。
まだ項目のみなのでクリックしても起動しません。
メモ帳のプロパティが開きました。
ショートカットタブのファイルの場所を開くをクリックします。

たくさんのアイコンがあるフォルダが開きました。
メモ帳の本体は、notepad.exeという名前です。
(.exeは非表示の場合もありますが、問題ありません)
①notepad.exeを、 Shift キーを押しながら右クリックします。
(右クリックのみの時とは異なるメニューが開きます)
②パスのコピーをクリックします。

commandにパスを設定する
ここからまた、レジストリエディターに戻ります。
①Commandをクリックします
②右のウィンドウの(規定)を右クリックします。
③メニューの修正をクリックします。

文字列の編集画面が開きます。
下の段の値のデータ欄に、先ほどコピーしたメモ帳のパスを貼り付けます。
Ctrl キーを押しながら、 V キーで貼り付けできます。
(値のデータ欄を右クリック、貼り付けでもペースト可能)

例えばペイントの場合のパスは、以下になります。
“C:\WINDOWS\system32\mspaint.exe”
登録したいアプリに合わせて指定してください。
今貼り付けたパス(~.exe”)の後ろに、 “%1” を追加で入力します。
(“%1″の前には、半角のスペースが入ります)
入力できたらOKをクリックします。
ファイルパスだけだと、単にメモ帳が新規で開きます。
%1のパラメータを指定することで、
右クリックで選択したファイルを開けるようになります。
(規定)のデータの箇所に、ファイルパスと“%1”が表示されていればOKです。
これで設定は完了。お疲れさまでした!!

確認してみよう
実際にファイルを右クリックして、メニューを出します。
メモ帳で開くが表示さるので、クリックしてみます。

メモ帳で中身が表示されれば、成功です。

うまくいかない場合
紹介した方法で設定してみて、どうしてもうまくいかなかったときは、
レジストリのバックアップを使って前の状態に戻してください。
レジストリを戻す手順
①レジストリエディターを開きます。
②メニューバーから、ファイル ⇒ インポートを選びます。
③レジストリインポートファイル画面でバックアップを保存した場所を指定し、
バックアップファイルを選んで、開くをクリックすると元に復元されます。
まとめ
今回は、右クリックメニューにアプリで開く機能を追加する方法を紹介しました。
メモ帳を使って説明していますが、自分で好きなアプリを追加できます。
便利なので、ぜひ使ってみてください。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう👋