こんにちは。ゆっきぃです🙂
時間はあるのに金がない。
それが日本の(ダメな)大学生の典型だと思います(笑)
当時の僕も時間は持て余していたのでゲームをたくさんやりたかったのですが、お金がありませんでした。
さて、ゆっきぃはこの窮地をどうやって切り抜けたのでしょうか!?
昨今話題のシェアリングエコノミーがこの鍵を握っています。
とある貧乏大学生の憂鬱

万年金欠大学生の当時の思考を振り返ると、以下のようであったと思います。
時間はあるので一日中ゲームしたいなぁ。
一日中ゲームするには、たくさんのゲームが必要だなぁ。
たくさんのゲームを買うためにお金が必要だなぁ。
お金が必要だけど、小学生の頃からためたお年玉しか無いなぁ。
お金がないのならば、バイトして稼ぐ必要があるなぁ。
バイトして稼げば、ゲームを買うお金が手に入るだろうなぁ。
そしたらお金は手に入るけど、ゲームする時間がなくなるなぁ。
さて、困りました。どうすればよいでしようか。
お金が手に入っても、ゲームできないのでは本末転倒ですね。
このような貧乏人特有の生産性の無い負の思考ループに陥りました。
しかしながら、ゲームだけを生きがいにしている大学生にとっては死活問題です。
いかに金をかけずにゲームを手に入れるか。
それが目下の課題でした。
無限ゲーム増殖システム リーブラ

無限増殖システム・リーブラとは、当時、体は大学生、頭は中学2年生だったゆっきぃが考え出した究極のシステム(笑)です。
目的として、誰もがお互いの価値を共有し、無料で享受できるコミュニティを目指していました。
英語で図書館を意味するライブラリ(Library)と、
ラテン語で天秤を意味するリーブラ(Libra)、
を掛けています。

今で言うところのシェアリングエコノミーの先駆けでしょうか(笑)
シェアリングエコノミーとは、例えば都市部での車のカーシェアリングを思い浮かべてもらうとわかりやすいかと思います。
車はいざというときに必要ですが、維持費が馬鹿にならない。
それならば、車をみんなで所有し、それぞれがタイミングをずらして、必要なときに必要なだけ利用すればいいではないか。
ということです。
車の価値は所有することではなく、物を載せて運ぶことにあります。(コレクション目的を除く)
ならば物を載せて運ぶときだけ、車が自分の手元にあればよく、それ以外の時間は別の必要とする人に貸していればよいのです。
Uberや民泊も必要なときに使い、自分の使ってないときは別の人が使うサービスの典型ですね。
同様に、リーブラの利点は、自分ではお金をかけずに自分の手元にゲームソフトが集まってくることにあります。
その仕組は次の章で見ていきましょう。
ルールは寄付と物々交換

さて、このリーブラという仕組み、寄付と物々交換で成り立っています。
みなさんは、わらしべ長者という話しをご存知でしょうか?
古くは平安時代の今昔物語集にも登場する有名なおとぎ話です。
ある一人の貧乏人が、物々交換で大金持ちになるというお話です。
わら
みかん 反物 馬 屋敷彼は欲しがる人に持っているものを渡すことでより大きな対価を得ていきます。
この発想をもとに考え出したのが、リーブラです。
ルールは至って簡単。
ゲームを1本提供することで、2本借りることができるシステム。
ここで金銭のからむ売買をしてしまうと法律などややこしくなります。
あくまでも、以下のように解釈します。
- 要らなくなったソフトを友人が部屋に来たときに捨てていった。
- そして、たまたま部屋に気になるソフトが有ったので代わりに持っていった。
これがリーブラの真髄です。
そして、このシステムのポイントは、ゲームは消費財に近い性質だということ。
資本市場では、毎月次々に新作のゲームが発売されます。
ほとんどの人にとっては一度クリアすると、もうそのソフトは不要になります。
つまりある人にとって必要なゲームは、ある人にとっては不要なゲームなのです。
通常、欲しいゲームは新作を定価で買う必要があります。
中古屋に持っていった場合、買取額は1/2~1/3になります。
リーブラの良いところは、自分にとって必要のない1本を差し出すと、欲しい2本が遊べること。
つまり、ゲームを1本買ったお金で3作遊べるということにほかなりません。
かかるお金が永久に1/3になります!!
借りる方も得だし、何より主催者の自分のもとにゲームが次から次へと集まってきます!
ウハウハですね!!
リクエストが人気作に集中する問題

コミュニティの会員を増やしていけば、ゲームのタイトル数も加速度的に伸びていきます。
ここで同じゲームが集まってもしょうがないので、すでにあるゲームは一覧に開示し、かぶらないようにします。
すでに持ってるゲームを寄付しに来た人がいたらどうすればいいでしょうか?
その場合は中古屋で適当に何か他の安いゲームを一本買ってきてもらえばいいのです。
ある人にとってのクソゲーも、誰かにとっては神ゲーになり得ます。
まさにわらしべ長者の理論ですね!
ここで問題は、人気作は常にリクエストが重複し予約待ちになってしまうこと。
この問題は、お手軽ゲームを増やすことで乗り切ります。
サクッとできるゲームの品揃えを増やし、貸し出し期間を短期間にして高回転させます。
例えば1週間後に返してと言えば、1週間かかるゲームを3本借りていく人はいません。
通常1週間、頑張れば5日位で終わる中編のゲームと、1日で終るミニゲーム2つを借りていきます。
逆に、じっくり数ヶ月遊べるRPGのようなゲームなら、一ヶ月待つより自分で買ってしまおうと言う気にさせます。
そうやって乗り切るのがコツです(笑)
お手軽ゲームは、定価を出して買うほどではないけど、ちょっとプレイしてみたいゲームというのが狙い目です。
映画館に行くほどではないけど、レンタルでB級映画を3作借りたら案外面白くて、いい時間つぶしになったという感覚に似ています。
このジャンルを増やすことで、自分のやりたかったゲーム1本とお手軽ゲーム2本というように、お手軽ゲームを借りる方向に誘導できます。
借りる方にとっても、買うほどではないけど、掘り出し物もあったし、たくさんできたので満足となります。
また、わざわざお金払ってまで買いたくないけど、一度やってみたいというジャンルの人気も高まります。
つまりクソゲーに人気が出るのが、面白い傾向です。
禁断の手・・・

最後に、禁断の手についても触れておきます。
奇しくも大学周辺には当時、アングラなお店がたくさんありました。
ゲームソフトをレンタルするお店です。
これらのお店を利用すれば買うよりも安く手に入れることができます。
最終手段として、これらのお店を利用するのも一つの手です。
しかしながら、外部からのレンタルは当然お金がかかります。
そして、金銭がからむ以上、これらの店舗の利用は法的な問題の危険性があるので、慎重に検討すべきでしょう。
あまりおすすめできません。
ちなみに現在では、摘発されたのか、自主的に引き上げたのかわかりませんが、お店はなくなっていました。
使えるお金=持っているお金!?

時代はシェアリングエコノミーの時代へと変遷しました。
モノだけでなく、人のスキルや信用さえもネット上で取引されます。
定額制のサブスクや、クラウドファンディングの流れはこの先さらに加速していくでしょう。
この世界、何をするにもお金が必要です。
ただし一つ言えることがあります。
自分が持っていなくても工夫次第でなんとでもなる。
それがリーブラを通してボクが学んだ経験です。
以上、ゆっきぃでした。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう👋