こんにちは。ゆっきぃです🙂
スペイン語に興味がある方に朗報!
スペイン語技能検定(西検)の入門レベルなら短期合格が狙えます。
今回は、短期合格の学習法を解説していきます!!
●試験の種類と概要・難易度について

●初心者おすすめのテキスト・問題集について

目次
スペイン語検定の勉強方法
入門レベルの6級であれば、短期合格が狙えます。
毎日の通勤時間に1時間ほど勉強できる方であれば1ヶ月で合格可能です。
自宅でまとまった時間が取れる方、英検3級程度の知識がある方は、2週間程度でも十分に合格を狙えます。
短期合格の秘訣は、「余計なことはやらない」ことです。
以下に実際の勉強方法をご紹介します。
テキストの使い方
おすすめのテキスト
「文法から学べるスペイン語(ナツメ社)」は文法項目ごとに4ページ1レッスンでまとめられているので、教科書として最適です。
文法の解説と、例文の単語を覚えることに集中!
会話の部分はそれほど重要ではありませんので、さっと流し読み程度でOKです。
単語はテキストと問題集に出てきたものを都度覚えていけば問題ありません。
テキストの詳細な使い方
じっくり学ぶよりも短期間で回転させたほうが、記憶の定着は良くなります。
- ざっと全部に目を通す(この段階では理解しようとせず、ふーんと眺める程度で頭に全体図を入れる)
- 理解しながら読む(毎日何課ずつ学習するなどの計画は、このステップをメインに行う)
- わからないところを重点的に読み返す(完璧でなくても良い、一度で覚えようとせず何度も見返す)
- 復習でもう一度ざっと目を通す(こんなトピックが有ったな、ここがポイントだなと思い出しながら)
テキストには6級では必要ないページもあります。
該当箇所は下記の項目を中心に学習してください。
▲がついている項目は、深入りしすぎず書いてある内容のみを理解するように努めましょう。
- lección 1 アルファベットと発音
- lección 2 主語とSER動詞
- lección 3 名詞の性と数
- lección 4 疑問文と否定文
- lección 5 形容詞
- lección 6 ESTAR動詞
- lección 7 ▲TENER動詞
- lección 8 冠詞①
- lección 9 ▲IR動詞
- lección 10 規則活用の-ar動詞・-er動詞・-ir動詞
- lección 11 所有語
- lección 12 指示語
- lección 13 ▲100万までの数字と序数、分数
- lección 14 ▲「~できる」を表すPODER
- lección 15 さまざまな前置詞
- lección 16 HAYと場所を表す前置詞句
- lección 22 ▲直接目的語と人称代名詞
- lección 29 ▲「作る」「する」を表すHACER
問題集の使い方
おすすめの問題集
「スペイン語検定対策5級・6級問題集[改訂版](白水社)」は、試験形式の問題とポイント解説があり、使いやすいのでおすすめ。
後ろについているおまけの単語集は使いにくいので無視して問題ありません。
問題集の詳細な使い方
問題集が薄いので心配になりますが、6級ではあれこれ手を広げるよりも基本パターンを確実に覚えておくことが重要です。
解けないところを繰り返し回転させて覚えましょう。
基礎レベルの問題はある程度パターンが決まっており、それだけで合格できます。
問題をそのまま暗記するよりも、問題の意図は何で、何を問いかけているのか(何と引っ掛けようとしているのか)、どういう時にどういうパターンで聞かれるのかを考えながら解くと、出題パターンが分かってきます。
問題集は理解度を図るツールとしてではなく、問題を解きながら覚えるテキストとして活用しましょう。
第1章 文法問題
6級では文法問題が一番大きなウェイトを占めます。
各練習問題の前にトピックごとのおさらいがあります。
おさらいの文章と確認問題はよくまとまっているので、こちらもテキスト代わりとして使用しましょう。
アクセントや、名詞、冠詞などの各テーマごとに練習問題があります。
数は少なめですが、いろいろな問題集に手を付けるよりもここに載っているものを暗記するようにしましょう。
<主に5級>と書いてある単元は、練習問題の類題6級と書いてある部分のみ見ましょう。
また、各問題にはCD音声がついていますので必ず一回は聞くようにしましょう。
6級にリスニングは出ませんが、アクセント問題が出題されます。
またスペイン語の言葉のリズムや、単語の発音を知っていることで、ただローマ字読みで暗記していくよりも、効率よく理解できるようになります。
第2章 西文和訳
前半の6級が対象ですが、4ページしか無いので問題数は少な目です。
和訳は、文法よりも疑問詞の種類や、名詞や形容詞、前置詞などの単語の意味を知っているかで解けます。
ライティングは、動詞の活用形の変化と綴り(スペル)が問われます。
和訳や活用形は例文を変えれば様々な種類の問題を作れるので、どんなパターンで問われるかに注意してときましょう。
第3章 Q&A問題
こちらも前半の6級部分は、4ページしか無いので問題数は少な目です。
疑問詞に対して、数、色、大きさ、時間、場所など何を聞いているのか、答えの組み合わせを覚えるようにしましょう。
英語の5W1H(何を、いつ、どこで、誰が、どれを、どうやって・どのように)で考えるとわかりやすいです。
ser、estar、hayの活用形が含まれていれば、英語のBe動詞の疑問文のようにYes/No(Si/No)で答える確率が高いという点も、選択肢を選ぶヒントになります。
第4章 聞き取り問題
リスニングは5級からですので、この章をやる必要はありません。
ただし、1章の問題や、テキストに付属するCDは必ず一度聞いておくことをおすすめします。
第5章 語彙問題
単語の穴埋め問題です。
7ページ分ありますので、単語を多く覚えるよりは、ここに載っているものを完璧にして、別の単語が出てもパターンで解けるようにします。
白い家、大きな町、美しい花というようにフレーズで覚えたほうが便利です。
男性女性形の活用の変化や、例外的なものを中心に覚えます。
第6章 西作文問題
普段から語順を考えることに慣れておくと、並び替え問題は簡単に解けます。
長い文章は出ないので、正解の確証はないけどこんな感じのはずで大体いけます。
和文西訳に関してはやっていると切りが無いので、解けたらラッキー程度に思っていれば問題ありません。
模擬試験
見開き1ページの問題が、2題掲載されています。
問題形式に慣れるために、模擬試験(2回分)は試験前に必ず解いておきましょう。
試験時間は60分ありますが、問題数は少なく解くだけなら15分で終わります。
ただバリエーションが豊富で、アクセント、単語、選択、和訳、作文などが盛りだくさんで出題されます。
試験会場で初めて目にすると問題数は少ないのに面食らってしまいますが、一度見ておけば落ち着いて取り組むことができます。
最後の悪あがきが勝敗を決める
すべての試験に言えることですが、試験会場では必ずトラブルに見舞われます。
それは、初めて見る単語であったり、知っているのに思い出せないど忘れだったりします。
そこで大抵の人は、ダメだと思い諦めてしまいます。
ですがたとえわからない問題であっても、わからないなりにこうではないかと推測してネバってみてください。
問題集を解いた時に解けた問題は知っているから解けたのであり、現実で全く同じ問題に出くわす可能性は高くありません。
わかると思った問題も、全く同じではなく過去の問題をどこかアレンジして似せたものであるはずです。
ですので、知らないと思った問題も今ある知識で何とか解けないかと悩んで、それっぽく感じる答えをなんとかひねり出してみてください。
諦めずに悪あがきしてみること。
最終的にはその努力が合否を分けることに繋がると信じています。
まとめ
- 最初はざっと、後から何度も読み直すと定着しやすい
- 問題集は解きながら覚えるテキストとして使う
- 答えではなく解き方のパターンを暗記する
- 無駄な努力をしなければ最短合格できる
- わからなくてもあがいてみよう
それではまた、次回お会いしましょう👋